教科書の電子化を急ぐ必要はあるけど、考慮してほしいことも多い話

こんな記事が出てきました。今回は、この記事について思うことをつらつらと書いてみたいと思います。

僕自身としては、教科書の電子化には賛成です。環境問題が深刻だっていう話になっている中、日本の学校では数えきれない枚数の紙がムダになっています。

教科書は、使い終われば捨てられます。仕方ない部分もあるでしょう。しかし、学校で用いられているのは教科書だけではありません。ノートはムダではないと思いますが、毎日無数のプリントが配られ、それをノートにまとめ直し、プリントはごみになります。

一応、プリントは使命を果たしているため、完全に無駄になったとは思いません。しかし、より効率的なやり方があるのではないかと毎日思っています。

文科省は、「早ければ2020年までに実用化する」と言っているようですが、ネットでは「遅い」という声が多いように思います。
自分も、確かに遅いように感じます。しかし、「ICTを活用」といいつつも大して普及していない現実があるのですから、このくらいの時間が必要なのも分かります。法律を改正する必要もありますし。

問題なのは、その時間で何をするかではないでしょうか。

自分はコンピュータやタブレットを使いこなしているほうの人間だと思っていますが、そのそも学校にはどのタブレットを採用するのでしょうか。

メーカーによって、その仕組みは大きく異なります。どうやってタブレットを管理するのか。誰の持ち物になるのか。

今までのように「教科書」ということで税金でタブレットを買って小学校から配布するのか。それとも個人で買ってもらうことになるのか。

さらには、その使い方を誰が教えるのか。今の学校教員にはWordを使うので精一杯な人間も多くいます。そういう人たちに突然「今日から授業はiPadでやります」なんて言ったら、教える人と教えられる人が逆転するおもしろい状況になることまちがいなしです。

問題を解決することと、時間をかけることは違います。海の外側では当たり前のように授業でコンピュータが使われているのですから、2020年と言わずに来年に実用化していただいて構いません。ただ、今のまま実現したら問題が起きることは間違いないのですから、素早く正しい決断をすることが求められているように思います。

難しい問題だと思いますが、頑張っていただきたいところであります。